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こころのSOSサインに気づく

こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。まだまだ梅雨空の神戸です。梅雨を好きになりたい。早く梅雨明けして欲しいですね。私は、昨日の小学生の列にトラックが突っ込んだニュースをしり、しかも運転手が飲酒運転だったようで、本当に腹が立ってしまいました。これだけ全国で飲酒運転の危険を言われている中で、いまだなくならない飲酒運転。本当に遺族の方の気持ちを考えると本当に悲しいし、加害者には腹が立ちます。朝は元気に行ってらっしゃいと送り出した子どもが亡くなって帰ってくるなんて。むごすぎます。本当に同じ子を持つ親として遺族の方の気持ちを思うとやり切れません。私は、小さい頃から両親や祖母に、どんなにケンカして腹立っても、学校、仕事に行くときは気持ちを切り替えて笑顔で行きなさい。と言われており、結婚してからもどんなに腹が立っても仕事に行く夫を見送る時は笑顔で見送りなさい。と言われていた理由も、もし出先でなにかあってこれが最後になることだってある。そうなったらケンカしたままの最後になると一生後悔する。と。誰にだって予期してないことは生きていたら起きる可能性はありますよね。本当にそうだな。といつもこのようなニュースを見ると思ってしまいます。

さて、今日はこころのSOSサインに気づくをテーマに書いてみます。家族や一緒に生活をしている方などのヒントになればと思います。

人は悩みやストレスが大きくなって、こころがダウンしそうなとき、様々なサインが現れます。

とくに、こころのSOSは、睡眠、食欲、体調、行動の4つの面に出てくることが多いと言われています。

「今まではこんなことなかった」

「どうも普段の様子と違う」

などといつもと違うことへの気づきが大切です。

次のサインが続いていて、つらい症状が続いている場合は早めに心療内科、精神科に受診してください。

◎睡眠:よく眠れること、十分な睡眠はこころの健康にとって大切です。

布団に入っても、なかなか寝付けないようだ。

遅くまで夜更かししている。

朝、起きるのがつらそう、なかなか起きられない。

睡眠のリズムがくずれている。

眠れないと言う。

寝すぎる。

◎食欲:ストレスやこころの病から食欲に影響が及ぶことがあります。

食欲がない、食べる量が減った。

逆に食べ過ぎる。

とくにパンやご飯、お菓子などの炭水化物を欲しがる。

急に痩せた、あるいは太った。

体重をとても気にしている。

◎体調:こころの病気も、最初は体調に出てくることがよくあります。

体がだるそう。

疲れている。

元気がない。

顔色が悪い。

腹痛や頭痛、めまい、吐き気などを訴える。

◎行動:本人よりも周囲が気づきやすいのが行動面のサインです。

家から出ないで引きこもりがちになった。

友達と遊ばなくなった。

身だしなみにかまわなくなった。

無口になった。

挨拶しなくなった。

何度も同じ動作や行動をくりかえす。

気持ちが抑えられなくなり暴力をふるう。

何もしないで長時間ぼんやりしている。

表情が変わらず、感情面での反応が少なくなった。

話が支離滅裂になった、通じなくなった。

独り言を言うようになった。

以上のサインがあるからといって、必ずしもこころの病気とは限りません。

ただ、これまでになかったのに、このようなサインが見受けられるようになった場合や、長く続くような場合は、それはこころのSOSなのかもしれません。

早期の治療するほど回復も早くなります。

「いつもと違う」サインをキャッチしたら早めに心療内科、精神科にご相談ください。

お待ちしております。