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みんなちがって、みんないい

こんにちは。神戸オイレクリニックです。本日もブログご覧いただきありがとうございます。今日は気持ちよく晴れている神戸ですが、夕方から雨予報。本当でしょうか。でも明日から11月なみの気温になるとかなんとか。風邪などには体調には十分お気をつけください。

今日は、みんなちがって、みんないい。をテーマに書いてみます。このフレーズ、CMでも採用されていたのでご存じの方もたくさんいると思います。有名な金子みすゞの詩になります。私は昔からこのフレーズが好きです。

『私と小鳥と鈴と』

私が両手をひろげても、

空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面(じべた)を速く走れない

私がからだをゆすっても

きれいな音は出ないけど

あの鳴る鈴は私のように

たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。

この詩は、「あなたはあなたでいい」とうたっています。人間を含めて地球上の全ては、違うから生まれることができ、違うからそれぞれが存在することができる。「誰もが生まれただけで百点満点」ということです。強く共感します。この世に生まれてこなければよかった人などいませんよね。

この詩は人間中心、自分中心では成り得ない詩です。

でも私たちは生まれた時には、ほとんど何も知らず、何も知らなかったにもかかわらず、少しできることが増え、少し知っていることが増えると、できない人や知らない人を差別しがちになる。

できないこと、知らないことが先にあって、できることに出会い、知ることに出会えることを思い出させてくれ、誰もがそれぞれの時間と容積を持っていて、比べることのできない素晴らしい存在だと気づかせてくれます。

素敵な詩だなと思います。

日本は人と違っていることを嫌ってしまう風潮があります。同調圧力の強い日本。海外では『違う人たちが集まるからこそ一緒にいると強いチームが出来る』というのは企業が気にするダイバーシティの基本的な思想だそうです。

『Agreed to disagree』みんな違って当然で、違いを楽しんでいく風潮が広がると沢山の人が生きやすい社会になっていくと思います。