めまい
- 2021年9月3日
- クリニックブログ
こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。今日は朝から雨の神戸です。そして少し肌寒いですね。体調を崩しやすい気候ですね。皆さん体調には十分お気をつけください。昨日から日記をつけはじめました。いつまで続くかわからないですが、最近、友人に5行でもよいから日記を書くとよい。と言われたので昨日からメモ程度に仕事とは別に書きとめるようにすることにしました。そうすると不思議と自分を客観的にみれるようになりなかなか面白いです。そこに食べたものなども書きとめて おくと食べ過ぎに気づくことがわかりました。栄養が偏ってるなとかもわかり今後に活かせそうです。
さて、今日はめまいについて書いていきたいと思います。皆さんはめまいの症状が出たことはありますか?私は、ずっと前に一度朝起きて目がぐるぐる回って起きられなかったことがあり、病院に行ったらメニエール病と診断されたことがあります。今は全くそんな症状もでなくはなったのですが、最初は少ししたらおさまったので、病院にすぐには行かなかったのですが、病院の先生にめまいを甘くみてはいけないと叱られたのを今でも思い出します。
めまいは、日常的によくみられる症状のひとつで、体のバランスを保つ機能に異常が生じることで起こります。しかし、一口にめまいと言っても感じ方には色々種類があります。めまいにはどのような種類があり、それぞれどういった特徴があるのでしょうか。また種類の原因には何があるのでしょうか。
◎めまいの種類
めまいの種類を大きく分けるとぐるぐる回るように感じる回転性めまいと、ふあふあするタイプの浮動性めまいの2つがあります。いずれにおいても吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
●回転性のめまいの特徴
自分がぐるぐる回るように感じるめまいです。縦(垂直)方向に回転しているように感じることもありますが、横(水平)方向の方向の回転が大半を占めると言われています。回転というよりも単に片側に引っ張られるように感じる人もいます。回転性めまいは一定期間だけ続きその後は完全に消えるのが一般的です。
●浮動性めまいの特徴
ふわふわと浮いているように感じるめまいです。回転性めまいと同様、一定期間だけ続いた後完全に消える場合もありますが、いつの間にかめまいが生じてそれが何か月、何年も続く場合もあります。長く続く浮動性めまいは高齢者によく見られます。
◎めまいの種類別の主な原因
回転性のめまいは耳の病気で起こることが多く、不動性めまいは脳血管障害、低血圧や貧血などの全身症状、脳の病気、心因的なもの、薬剤の副作用などによって起こることが一般的とされています。
●回転性めまいの原因
回転性めまいが起こる病気には、主に以下のようなものがあります。
・突発性難聴
・良性発作性頭位めまい症
・メニエール病
・前庭神経炎
・内耳炎
耳の異常によって生じるめまいは、どのような原因であっても例外なく突如として回転性めまいが起こります。症状として、良性発作頭位めまい症と前庭神経炎ではめまいだけ生じることが一般的で、突発性難聴やメニエール病、内耳炎では耳鳴りや難聴などを伴います。
●浮動性めまいの原因
全身症状、心因性によるもの
脳梗塞や脳出血などの脳の循環障害、首こり、低気圧や低酸素血症、貧血、低血糖、特定のホルモン変化(甲状腺の病気、月経、妊娠と同様のもの)、脳腫瘍やてんかんなど脳の病気などに伴って浮動性めまいが起こることがあります。またパニック症、過換気症候群、不安、抑うつといった心因的なものから起こることもあるといわれています。高齢者においては、加齢に伴う視覚や前庭感覚などの機能低下によって二次的に生じる場合があります。
●薬剤の作用
一部の薬では副作用として浮動性めまいが生じるほか、高血圧の方では、抑圧剤を多く服用してしまうことで血圧が異常に低くなり起こることもあります。めまいを引き起こす可能性のある薬にはさまざまなものがありますが、いずれにしても薬が原因であればその薬の投与量を減らしたり、ほかの薬に変更したりすると症状は治まります。
めまいを軽く見ないことが大切
めまいは、回転性めまいと浮動性めまいに大別されますが、いずれにおいても原因はさまざまで、何らかの病気が原因になっていることがあります。病気によっては早期に治療を行わないと回復が難しくなってしまう場合もあるので、めまいが起こったら自己判断で放置せず、早めに受診し適切な治療を受けるようにしましょう。