ストレスってなに?
- 2021年6月12日
- クリニックブログ
こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。今日はまだ比較的涼しい朝の神戸でした。最近は、大好きな韓国ドラマをみる時間はなく過ごしていますが、つい寝る前にYouTubeは見てしまいます。最近は、子どもとおじいちゃんとのやり取りの動画を見て癒されています。だいぶおしゃべりが出来るようになった男の子とおじいちゃんの会話が微笑ましく、おじいちゃんもすごく楽しそうでおじいちゃんと真剣に相撲をテレビで見ている姿などとても可愛らしくて癒されます。子どもの笑顔は無条件で幸せな気持ちになれますね。
さて、今日のテーマは、ストレスです。私たちが生きていく中でストレスは避けては通れません。ストレスという言葉は、もともと金属学で用いられていた言葉で、歪み(ゆがみ、ひずみ)のことです。ストレスは、ストレスの刺激になるもの(ストレッサー)と、ストレス刺激を受けて生体に歪みが生じた状態(ストレス反応)とに分けて考えることができます。
ストレスと聞くと、嫌なことやつらいことを連想されるかもしれません。ですが、実はうれしいことも楽しいこともストレスの原因になるのです。
ストレスは、外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態の事です。外部からの刺激とは、天候や騒音などの環境的な要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなどの心理的要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。
こうして見ると、日常生活の中で起こる様々な変化がストレスの原因になるのです。そして、例えば、進学や就職、結婚、出産といった傍からみたら喜ばしい出来事でも、大きな変化であり、刺激でもあるため実はストレスの原因になります。
ストレスによって引き起こされるストレス反応として、心理面、身体面、行動面の3つに分かれます。
・心理面でのストレス反応には、活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)などがあります。
・身体面でのストレス反応には、体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠などさまざまな症状があります。
・行動面でのストレス反応には、飲酒や喫煙の増加、仕事でのミスや事故など、ヒヤリハットの増加などがあります。
ストレスを受けている状態だと何かしらのストレスによる症状が出ています。ですが、皆さんストレスに気づかないまま過ごされている人がほとんどです。そのため長時間放っておく状態になり症状が悪化してしまいます。
日頃からストレスのサインが出ていないかときどき自分の状態を観察することも大切です。
そして、誰かに相談したり、話をしたりすることも大切になります。自分がつらかったり、困った時に話を誰かに聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることもあります。誰かに話すことで自分の中で解決策がみつかることもあります。誰かに話たことで、相談に乗ってもらえたという安心感も気持ちを落ち着かせることができます。
ですが、ストレスが原因でこころと体の不調が続く時は、早めに専門家に相談してください。
長く続いてしまう場合はご自身もつらいですし、悪化する一方です。
ストレスは万病のもとと言われるように、こころの病気だけではなく様々な病気にかかりうると言われています。
ご自身が抱えているストレスを誰にも話す場所がない場合はいつでも当院のような心療内科にご相談ください。
最後に厚生労働省のホームページにあったストレスチェック表をのせておきます。合計点数が高いほど注意が必要になります。
皆さんが少しでもストレスフリーな生活がおくれますように。