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セクシャルハラスメント

こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。今日もまだまだ蒸し暑い神戸です。職場につくまでに汗をかくのが本当に気持ち悪いですよね。早くカラっとした暑さになるのを待っています。昨日はお休みで、朝はゆっくり起きて掃除をしたりして昼からは買い出しに行くため外出したのですが、日曜日だからか、たくさんの人で賑わっていました。日曜日は、家族づれもよくみますが、カップルをよくみます。楽しそうにデートしている姿を見ると何だかこちらが嬉しくなりますね。神戸は絶好のデートスポットにはなるだろうなーと思います。

さて、今日はセクシャルハラスメントについて書いていきます。

いわゆるセクハラですね。私も働いていた時に今思えばセクハラだなと思うことがあります。例えば、彼氏と休みはデートか?とか、結婚はいつするんだ?なども今はセクハラになりますね。

セクシャルハラスメント(セクハラ)とは、相手の意に反する性的な言動によって就業環境が妨げられることを言います。職場の力関係をるケース背景にして行われることから、新入社員や契約更新の不安を抱える非正規雇用がターゲットになるケースが多いとされています。

男女雇用機会均等法第11条では、職場におけるセクシャルハラスメントについて、事業主に防止措置を講じることを義務づけています。

では、具体的にどんなことを言うのでしょうか。

●性的な言動の例

①性的な内容の発言

性的な事実関係を尋ねること、性的な内容の情報(噂)を流布すること、性的な冗談やからかい、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談をはなすことなど。

②性的行動

性的な関係を強要すること、必要なく身体へ接触すること、わいせつ図画を配布・掲示すること、強制わいせつ行為など

性的言動を行う者は、事業主、上司、同僚に限らず、取引先等の他の事業主又はその雇用する労働者、顧客、患者又はその家族、学校における生徒等もなり得ます。男女とも行為者にも被害者にもなり得ますし、異性に対するものだけではなく、同性に対するものも該当します。また、被害を受ける者の性的指向や性自認にかかわらず、性的な言動であればセクシャルハラスメントに該当します。

職場におけるセクシャルハラスメントには対価型と環境型があります。

◎対価型セクシャルハラスメントとは

労働者の意に反する性的な言動に対する労働者の対応(拒否や抵抗)により、その労働者が解雇、降格、減給、労働契約の更新拒否、昇進・昇格の対象から除外、客観的に見て不利益な配置転換などの不利益を受けることです。

●典型的な例

・事務所内において事業主が労働者に対して性的な関係を要求したが、拒否されたため、その労働者を解雇すること。

・出張中の車中において上司が労働者の腰、胸などに触ったが、抵抗されたため、その労働者について不利益な配置転換をすること。

・営業所内において事業主が日頃から労働者に係る性的な事柄について公然と発言していたが、抗議されたため、その労働者を降格すること。

◎環境型セクシャルハラスメントとは

労働者の意に反する性的な言動により、労働者の就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなどその労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じることです。

・事務所内において上司が労働者の腰、胸などに度々触ったため、その労働者が苦痛に感じてその就業意欲が低下していること。

・同僚が取引先において労働者に係る性的な内容の情報を意図的かつ継続的に流布したため、その労働者が苦痛を感じて仕事が手につかないこと。

・労働者が抗議しているにもかかわらず、同僚が業務に使用するパソコンでアダルトサイトを閲覧しているため、それを見た労働者が苦痛に感じて業務に専念できないこと。

セクシャルハラスメントの状況は多様であり、一般的には意に反する身体的接触によって強い精神的苦痛を被る場合には、一回でも就業環境を害することとなり得ます。継続性又は繰り返しが要件となるものであっても、「明確に抗議しているにもかかわらず放置された状態」又は「心身に重大な影響を受けていることが明らかな場合」には、就業環境が害されていると判断し得るものです。

また、男女の認識の違いにより生じる面があることを考慮すると、被害を受けた労働者女性である場合には、「平均的な女性労働者の感じ方」を基準とし、被害を受けた労働者が男性である場合には「平均的な男性労働者の感じ方」を基準にすることが適当です。

セクシャルハラスメントについて国が定めているものをあげてみました。

セクシャルハラスメントは職場だけでなく、学校などにもあてはまります。そして女性だけではなく、男性にもあてはまります。そして、労働環境などにおいてはどこに訴えたらよいかわからないといった声をよく聞きます。一人で耐えて悩まれて、心の不調を訴えられる方もたくさんいます。私はまず、セクシャルハラスメントという行為は本当に卑劣な行為で許せません。私は一度同僚があまりにもセクシャルハラスメントをされているのがおさまらず、もう自殺願望がでるほど追い詰められていたことがありました。最初は上手くかわそうと相談してあれこれ同僚に案を出してかわすことばかり考えていましたが、結局はおさまることがないので、どんどん心が病んでいく同僚をみてどうしたらよいかわからなかった時、相談した先輩たちは、親身になって考えてくれた人と降格が怖いから見て見ぬふりをする人もいました。そこで思い切って人事部に相談したらすぐに対応してもらい、セクシャルハラスメントをしていた人はどこかの部署にかわってもらい、厳重指導を受けました。でもきっとこんなすぐに対応してくれる職場ばかりではありません。訴えても自分の勘違いじゃないか?自意識過剰すぎだろ。なんてとんでもない事を言われることも現実にあります。黙っていたらなにも解決しません。もし職場で相談する環境にない場合はパワーハラスメントと一緒で行政の相談窓口に相談してみることです。

そして、一人で悩んで、眠れない、食欲がない、やる気がでないなど心の不調がではじめたら心療内科、精神科にご相談ください。