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フェミニスト

こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。今日も猛暑の神戸です。早く汗のかかない季節になってほしいです。昨日の日曜日は、私は一歩も外に出ずに過ごした一日でした。ベランダから見ると人出は前と変わらない感じでした。私は、先日購入したスピンバイクをしました。最初はあまり負荷をかけずにやってみました。普通の自転車よりサドル部分が小さく硬いのでまだ体重の変化がない私には、お尻が痛い!ということがわかり体重に変化が出るまではサドルにタオルでも引きながらしようと思いました。韓国ドラマや音楽を聞きながらだとすぐ時間は過ぎますし、かなり汗だくになります。そして股関節がほぐれるので終わった後は足が動かしやすいです。何より程よい疲れでよく眠れます。買って良かった商品です。

 

本日は、「フェミニスト」について書いていきます。皆さんは、フェミニストと聞いて何を思い浮かべますか?とっかかりづらい印象をもつ女性や、批判されるのではないかという恐れを抱く男性もいるかもしれません。「♯Me Too」運動をキッカケとしてフェミニズムを知った方も多いのではないでしょうか。では、フェミニズムとは一体どのような主張なのかについて見ていくことにします。

フェミニズムは辞書で引くと「女性の社会的、政治的、経済的権利を男性と同等にし、女性の能力や役割の発展を目ざす主張および運動。女権拡張論。女性解放論。」とあり、フェミニストについては、「男女同権論者。女性解放論者。女権拡張論者。」と書かれています。分かりやすく言えば、「女性が性別を理由に不当な扱いを受けたり不利益を被ったりすることのない社会を目指す」活動を示します。

ひと昔前まではフェミニストというと、「女性に優しい男性」あるいは「女性に甘い男性」という意味で使われることがありました。今でもこのような意味で使っている年配の人がいるかもしれません。しかし、これはあくまでも日本のみで使われる意味で、海外ではまったく使われない表現です。

2018年1月に広辞苑が10年ぶりに大改訂されました。そこではフェミニストの説明に「女性尊重を説く男性」という一節だけが加えられ、フェミニズムは「性差別からの解放と両性の平等とを目指す思想・運動」と定義されました。

フェミニズムは男性優位社会に反対する女性の運動ではなく、男女の性差別そのものの撤廃を目指すものであるという視点で修正が施されたのです。

性別によって、女性は「女性らしくあること」、男性は「男性らしくあること」を求められる社会の構図を変えようということも、フェミニズムの目的です。このことからも、日本でのフェミニズムに対する認識が少しずつ変化していることがわかります。

「男性らしくあること」や「男性であるがゆえに強要されること」への抵抗としてマスキュリズムというものが存在することも知っておきましょう。

フェミニズムは、女性が男性と同等の権利を得ることで、両者が対等な立場で生きていくことを目指す思想であり運動です。そのような主張や運動はたびたび世間の注目を集めます。最近では、女性に職場でのヒールやパンプスの強制に反対する運動「#KuToo」や、東大の入学式で女子学生の置かれている現実を訴えた上野千鶴子さんの東大の祝辞などがあります。この祝辞に関しては、私は全文を保存してスマホの中にも入れています。私は共感する言葉がたくさんあり本当に素晴らしい祝辞だなと思いました。このような考えが日本にはもっと必要だとも思いました。皆さんもよければ検索してみてください。

「#KuToo」の運動は2020年4月1日から、日本航空がCAにヒールがない靴を認めるとういう変革へ繋がり、同時にパンツスタイルの制服が導入されました。

そのほかにもセクハラ問題やジェンダーフリーの問題など、フェミニズムはさまざまな問題提起をしますが、一定の解決方法を提示するわけではありません。なぜなら「女性であること」は人それぞれ違うため、女性同士の間でも主張が異なることや利害が対立することがありうるからです。女性間でも異なる立場にある人の主張を知り、尊重することが求められます。

 

フェミニズムの思想は日本でも広く受け入れられ、多くの賛同者を集めていますが、日本社会は欧米に比べると、いまだに保守手的だと言われることがあります。

フェミニズムとは、女性と男性の平等な権利を主張する思想や運動のことです。だからと言って、女性が男性とまったく同じようにふるまう社会を目指す思想と理解するのは正しくありません。フェミニズムは、女性が女性であることの意味、そして男性が男性であることの意味をお互いが尊重しあえる、といった思想です。

今後もフェミニズムの運動はさまざまなテーマで主張され、拡散されていくと思います。フェミニストは過激な社会運動でもなければ、暴力的でもありません。また、女性が優先されるべきという思想でもないのです。伝統的と言われる時代からずれた価値観に疑問を投げかけるフェミニズムは、今後もさらに多様な領域に踏み込んでいくことになるでしょう。

しかし、同時にフェミニズムは日常に多く見られるものであり、全く難しいものではないというのがほとんどです。

会社に所属している方にとって、それは毎回来賓の際にお茶出しするのが女性であることだったり、お子さんがいる方にとっては初めて会った人に「良い7お嫁さんになりそうだ」と言われることがあったりと、日常に多くのヒントが潜んでいます。大きな運動に参加せずとも、そういった日常レベルの男女格差を徐々に、個人レベルで無くしていくこともとても大切なことです。