不全感は武器になる
- 2021年11月24日
- クリニックブログ
こんにちは。神戸オイレクリニックです。本日もブログご覧いただきありがとうございます。昨日からいきなり寒くなったせいか、ギックリ腰の予兆が続き、今、椅子から立ち上がろうとしたら少しひねってしまい、様子がおかしい私の腰です。一回なるとくせになるって本当だなと身をもって実感しました。皆さんも気をつけてくださいね。
今日は、いつもコラムを見ている精神科医の先生がおっしゃっていたことを参考に書いてみたいと思います。
生きづらさの原因はポジティブに転換できると題して書いておられました。
「不全感は武器になる」
ここでいう不全感というのは、自分がうまくできないとか、満たされないとか、自分になにか欠けているという感覚を抱いているということです。
不全感があると、幸せになれないんじゃないかと考えられがちですが、それは違って、不全感というのは、別のいい方をすると、自分の目標や理想があるということです。
「本当はこういうふうになりたい」と思っているのに、その思いに届いていないから、不全感を抱いてしまうわけなんです。
この点に気づいて目を向けてあげれば、自分の目標や理想に向かって「こういうふうにすればいいんだ」というモチベーションにつながったり、自分のやりたいことのヒントになったりします。
物事をポジディブに考えるのが苦手な人は、不全感をひたすら自分を引きずり下ろす手段として使いがちです。
「あれもできていない」「これもできていない」というふうにとらえて、自分はなんてダメなんだと、自分を引きずり下ろしてしまう。
しかし、不全感のない人なんていないのです。
コンプレックスみたいなものがあることをネガティブにとらえず、「こうしてみよう」「ああしてみよう」という考えにすると少しは前向きになれます。
不全感を自分が落ち込む道具に使わないようにすることが大切です。
不全感を抱くからこそ、自分は完全に近づけるのです。
自分の人生を前向きにする武器になるということです。
私はこのコラムを読んで、今まで自己不全感を感じることがあり、前になかなか進めなかったことも、できる小さなことから始めようと本当に小さなことから始めたら、今自分の中では少しずつ自分の目標に近づいているような気がします。