依存
- 2023年2月17日
- クリニックブログ
こんにちは。神戸オイレクリニックです。
本日もブログご覧いただきありがとうございます。
昨日は寒かったですが今日は日中暖かくなるだとか。早く暖かくなって欲しいですね。
今日は、依存の怖さについて。
当院のような心療内科では、知らず知らずのうちに薬に依存してしまっている患者さんが意外にも多くおられます。
心療内科に受診をするという事は、何らかの心の不調があるので、ケガをしたと受診するのとは違います。
心が弱っている時に、様々な症状を訴えられ、何とか改善したい、このしんどい気持ちを楽にしたいと受診されます。
そんな時に初診よりろくに話も聞かず、大量の薬の処方をされてしまい、服用されます。もちろん必要な薬が中にある場合もありますが、本来は必要ない薬では?と思われる薬が処方されている場合もあります。
その薬の中にとても依存性の高い薬があったとしたら、ご本人は調子が良くなった気がして少し時間が経過すると断薬してもいいかなと思い、薬を飲まなくなる。そうすると途端に調子が悪くなり、また同じところに受診し相談するもまた同じ薬を処方される。
それを何年も繰り返しておられる方がいます。
当院にご相談に来られた際に皆さん、改善されているとは思わない、ずっと元気がないままだ、睡眠薬がないと眠れなくなった。などと言われます。
そこで依存性の高い薬が含まれていた場合、断薬するのに時間がとてもかかります。
断薬中の症状もとてもつらい場合がありますが、何とか乗り越えて薬を減薬でき、症状が改善されていきます。
本来は心療内科で処方されるお薬はそんなに種類はいらなくて必要だとしても最初の段階だけだと個人的には思っています。
長い間服用していると将来様々な副作用がでるお薬もあります。
元気だった頃の面影が完全なくなってしまっていたり、ずっと気分は沈んだままだったり、逆に元気すぎたりと。
心療内科で処方するお薬はそれだけ慎重でなければいけないと思っています。
診察の中でご本人様の話を聞かせていただき、本当に必要な処方をし、最終的には薬に頼らない診察を心がけています。
いつでも神戸オイレクリニックにごご相談ください。