命の大切さ
- 2021年8月23日
- クリニックブログ
こんにちは。神戸オイレクリニックです。本日もブログご覧いただきありがとうございます。天気がどんよりしている神戸です。何だか気持ちもどんよりしますね。昨日はお休みでしたが、感染予防の為にも外出は最小限にして自宅にいました。こんなご時世ですので、どこかに出向いてスポーツをしたりということができなくなった今、自宅トレーニングや自宅でできる運動がたくさん紹介されていると思いますが、私は、某アナウンサーが大幅なダイエットに成功したアイテムとしてエアロバイクを紹介されていたのを見て色々探し、ようやく気に入ったバイクを見つけて購入しました。それを昨日は組み立てておりました。ダイエットの目的もあるのですが私が購入したのはスピンバイクで、負荷をかけてトレーニングできるものなのですが昔は余裕と思っていたのに久しぶりにやってみると負荷が重すぎると10分くらいするのも一苦労です。これはやる価値あると思いました。まずは一番ノーマルに近い負荷で続けることを目標にやっていきたいと思います。
さて、今日は命の大切さについて書いていきます。新型コロナ感染が発生してから2年が過ぎ、ワクチンは普及しつつあるもまだまだ感染はおさまりません。様変わりしてしまった世界に適応できなかったり、失業したりとずっと不安が続く毎日かと思います。そんな中で、コロナ禍になり残念ですが命を自ら落とす人が増加しています。亡くなった方たちは限界まで頑張ったんだと思います。孤独に耐え抜いたんだと思いうとやるせません。人間はいつかはみんな死んでいくんだけど、自ら命を絶つことを選ぶのが残念でなりません。
どんどん大人に近づくにつれて生きにくいと感じてしまう世の中になったなと今はすごく思います。色んなツールができて、便利になった分人間関係が複雑になっているとよく聞きます。ツールで発する言葉一言で、ひどく人を傷つけてしまったり、ストレス社会の今たくさんの悩みを抱えて皆さん毎日必死で生きておられると思います。悩みのない人なんていない。
私は身近で死を目の当たりにしたり、自身が悩んだ経験もあります。やはり家族の死もですが、家族以外の死を目の当たりにすると自分の人生で死というものが身近に感じます。いじめや差別に悩んで、自殺未遂をしかけた友人や、まだ未就児の子どもがいたママ友が癌になり、亡くなったこと。そんなことを目の当たりにすると、簡単に死を選んではいけないと気づかされます。命を大切にしなけばと思います。私も子どもをはじめて出産した時は、少し育児ノイローゼのようになった時期がありました。眠れない、体は毎日疲れているのに毎日育児は休みなくやってくる。相談する元気もないし、同じ子育てのママたちも大変だろうからと皆が気を使っていたように思います。泣き止まない我が子と一緒に泣いたこともあります。段々と睡眠不足が続くと人間は頭がボーっとしますし、気持ちもどんどん沈んでいきます。そうすると判断がにぶってしまいこのまま逃げてしまいたい消えてしまいたいとふと思ったこともありますが、私は家族のサポートのおかげで、話を聞いてもらうだけですごく救われた自分がいました。
死にたい。という気持ちが心の中に少しでも感じ始めたら緊急SOS が出ているのだと思います。私は冗談だと思っていたことが本当に死んでしまったかもしれない経験があり、未遂でで終わったから良かったとは思うのですが、未遂に終わったとはいえ、家族や周りは今までのようにはいかなくなったのを見ています。未遂でも一生心の中に残っていると聞きます。だから、本当に死んでしまっていたら残された家族や友人は一生後悔します。あんなに普段と変わらない様子だったのに、本人はかなり深刻だったんだと気づいた時にはみんなで涙を流し反省しました。10年たった今、あの時死ななくてよかったと。生きててよかった。といっている友人をみて本当に生きていてくれてよかったと思っています。
私はそんな友人や、幼い我が子を残しどんどん癌にやられていく友人を見ていたこともあり、気丈に振舞っていた彼女が最後に、「生きたい。死にたくない。」と夜中の電話で泣きながら言った彼女の声をずっと忘れません。どんなに生きていたかったかと思うと今でも胸が苦しくなります。
そこからですが、少々のことでは、負けない自分になりました。友人のためにも人生を楽しんで生きていきたいと思っています。
命を大切になどと簡単には言えますが、人それぞれ歩んできた道も育った環境も違います。自分を大切にできない人は世の中にはたくさんいます。ただ大切にできないのではなく、愛情不足や虐待を受けて育ったりと、自分の生きている価値がわからない人も本当にたくさんいらっしゃいます。相談する相手もいなかったりずっと孤独と戦っている人が私たちが想像する以上にたくさんいらっしゃいます。
私はそんなずっと孤独と闘い苦しみ死にたい。死ぬ。と思ってたった一人で苦しんでいる人たちに、最後に思い出して一回神戸オイレクリニックに行って相談してみよう。と思っていただけるようなクリニックを目指したいと思っております。
一人で悩んで、誰にも相談できず、生きていくのがしんどい、死にたい、など感じるようになったら一度は神戸オイレクリニックのような心療内科や精神科を受診してください。いつでもお待ちしています。