夏バテ症状に潜む心の病気
- 2021年8月11日
- クリニックブログ
こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。今日は少し雲が多めの神戸です。最近はいつの間にか朝を迎えていることが多くもっと寝たいな。と思いながら起床します。窓を開けると朝の風が少しずつ涼しくなっているようにも感じます。明日からお休みなので休みに合わせてやりたいことがたくさんあります。まずは部屋の片づけです。荒れている自室を見ると自分の心があらわれているようで、見るたびに何だか気分がよくないのでお休みの間に片付けたいと思います。いつも家事や片付けをしながら音楽を聞いているのですが、最近はK-popをよく聞いていますが、昔から好きなのはヴィヨンセをよく聞いています。彼女のスタイルも好みで、圧巻のパフォーマンスが素晴らしく大好きです。そしてノリの良い曲だと作業がスムーズに進みますね。いつか彼女の歌を生で聞きに行きたいです。一つのも願いでもあります。そして日本の歌手では圧倒的にMISIAが大好きです。生の歌声を何度か聞いたことはありますが、初めて感動し涙した歌手の方です。本当に素晴らしかったです。こんな歌声で人を感動させることができるなんて凄いなと思いました。音楽が好きなので他の歌手の方のライブもよく行きましたがプロってやっぱり凄いです。コロナ禍の現在は ライブなどにもなかなか行けなくてストレスたまりますが、早く安心してライブなどに行けるようになればなと思います。
さて、本日は夏バテに潜む心の病気について書いてみます。
お盆が過ぎると、今年の夏もいよいよ終盤になります。暑さが和らいでいくにも関わらず、不思議と疲れやだるさを感じだすことが多い季節でもあります。こうした不調はひとくくりに夏バテと考えてしまいがちですが、夏バテであらわれる、だるさ、食欲不振、胃腸の不調といった症状は多くの病気の前駆症状でもあります。本当の病気を夏バテと勘違いしてしまう可能性もあります。今回は、夏バテの症状に心の病気、特に、うつ病が潜んでいないか見逃さないための、チェックポイントを紹介します。
●意外にも心身に負担がかかりやすい夏
夏と言えば、眩しい太陽の下、開放的な気持ちに浸れる季節ですが、心身にかかる負担は悔りがたいものがあります。連日、30℃を超すような高温多湿nお気候はもちろんの事、夏ならではの心身の負担があります。
・空調の効いた室内と外の気温の大きな差
・体内の水分が発汗で失われやすい
・暑苦しくて夜寝付けない
・冷たいもの飲みすぎ、食べすぎ
・暑さのため、食欲が落ちやすく、エネルギー不足になりやすい
・炎天下での活動による体力の消耗
・海や山へのアウトドアなど、外出しやすい季節
・帰省などの対人ストレス
・夏休み期間中、職場の人数が少なくないため、一人当たりの仕事量が増えた。
このような夏はなかなか心身に負担がかかる時期であり、夏の終わりに心身がぐったりなってしまうのはもっともなことです。実際に夏バテになった場合は、夏が体の方をぐったりさせているのか、それとも、心の方をよりぐったりさせているのか、ぐったり具合を細かく分析すると判別することができます。
●夏バテとうつ病の症状には重なる部分が多い
夏バテに限らず、疲労の原因は大きく、肉体的疲労と精神的疲労の2つに分けられる事ができます。肉体的な疲労は肉体にかかる負荷に比例し、体を休ませていれば、疲れは次第に取れるものですが、精神的疲労はじっとしていても取れ難いものです。夏バテに心の要素が強くないかどうか、次の事柄があるかどうかチェックしてみましょう。
○朝起きた時、一番、ぐったりしているのが、夕方になるとだるさが軽くなる
○例年の夏と同じように過ごしているのにだるさが強い
○仕事が終わると、うそのように体が軽くなるなど、環境に起因している部分が多い
○十分、休息したはずなのにぐったり感がとれない
○軽く運動した後、心身が爽快になる
こうした時は夏バテに心の要素がかなり強く現れます。また、夏バテ症状として、睡眠不足、食欲不振、便秘、下痢など自律神経系の不調が現れやすいですが、これらは精神的な負荷がある時にも出現しやすいです。こうした症状とうつ病の初期症状は症状の強さ、持続期間を除けば大差なく、夏バテと思い込んでしまうと、仮にうつ病だった場合、それを見逃してしまう事になります。
もしも、「ぐったりしていて、とても物事をこなせるような状態ではない」「やらなければならない事が山済みだが、イライラして集中できない」といった場合や、通常の夏バテ対策が効かず、2週間以上も心身の不調が生じている場合は心の病気に近い状態になっているのかもしれません。
うつ病は早期発見が重要です。あまりにも不調が長く続くようなら、心療内科や精神科の受診をおすすめします。