夏季うつ
- 2021年8月17日
- クリニックブログ
こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。夏季休暇をいただき本日より通常診察になります。お盆のお休みの方もたくさんいらっしゃったと思います。ずっと雨続きで雨の影響で被害にあわれた地域の方もおられてもうこれ以上被害が広がらないで欲しいと願います。
私は、休みはほぼ自宅にいて予告通り片付けをしておりました。まだ完璧にはできていませんが、ずっと着てない服や、いらないものを捨ててとてもスッキリしました。片付けをするたびに無駄なものを購入するのをやめようと堅く胸に誓うのですが、お店に行くとすっかり忘れてしまう私です。
そこで、最近買ったものでオススメを紹介します。私はコスメキッチンというお店が好きでよくのぞいています。オーガニック関連のものや厳選されたよい品物がたくさん置いてありお気に入りのお店のひとつなのですが、先日私の推しのスタイリストの方のYouTubeで知ったのですが、そこのコスメキッチンで売っている「Pubicare ツルふあかかとソックス」というかかとソックスなんですが、かかとがふあふあになり足首を温めてくれるかなりオススメのソックス。と紹介されていて、私は足首の柔軟性が悪くいつもカチカチに硬いのと、かかとがガサガサになるのが嫌いなのでで即購入してみました。届いたのを見るとウエットスーツの素材のようなかかとソックスで、重さもなく軽いソックスでなんの変哲もなかったのですが、履いてみるとビックリ。温かい!そしてかかとソックスなので足全体があったまって蒸れることもなく足首もじんわり温かく。かなり良き!と思いました。じんわり来る温かさがとても心地よかったです。そしてかかとの乾燥も防げて気持ち良かったです。最近買ったヒット商品でした。
さて、本日は夏季うつについて書いていきます。
夏季うつには、夏に食欲低下や不眠といった夏バテに似た症状に加え、気分の落ち込みなどの精神的不調が起こる症状です。夏季うつは医学的な診断名ではなく、季節性感情障害(SAD)に分類されます。季節性感情障害(SAD)は、心理的ストレスやショックを与える出来事や、進学や就職、結婚、出産などの大きなライフイベントがないのにもかかわらず、一年のうちの特定の時期のみに症状が起こるのが特徴です。
●夏バテとの違いは?
夏季うつにみられる症状は、いわゆる夏バテと受け止められやすいです。このため、周りの人だけではなく、自分自身でも周囲でも気づかないことがあります。しかし、夏季うつは気分の落ち込みや不安といった精神的な症状を伴う点で夏バテと異なります。また明確な理由がないのに気分が晴れない場合も夏季うつの可能性があります。
●夏季うつの原因として考えられることは?
夏季うつは、夏の高温多湿の気候が影響していると言われています。また、日差しが強い屋外と冷房のきいた屋内の気温差がからだに負担をかけたり、食欲の低下や偏った食生活から、必要な栄養素が不足してしまう可能性も挙げられます。
季節性のうつ症状は、男性より女性の方が多いとも言われています。その原因として、周期的な女性ホルモンの変動があります。また、夏の暑さや湿度といった環境から受ける影響は一般的に女性のほうが受けやすいからとも言われています。
●夏季うつを予防するには?
夏季うつを含む季節性感情障害は、完全に防ぐことは難しいものの、ポイントを踏まえて過ごすことでリスクを抑えることは可能です。
・日差しにあたりすぎない
夏の日差しは、体にとって負担となります。長時間の外出は避けたり、日差しの強い時間帯を避けたりして、日光を浴びすぎないようにする。
・快適な室温で過ごす
猛暑による熱中症を防ぐためにもエアコンの上手な使用は欠かせません。しかし、エアコンの温度を低くしすぎるのも体には負担となります。寒すぎず、熱すぎずない室温に設定するとともに、外出先にはカーディガンやストールを持参して、体温調節できるようにする。
・睡眠をしっかりとる
睡眠は疲労回復をし、体内リズムを整えるうえで大切です。できるだけ良質な睡眠をとるように工夫する。スマートフォンやPCを寝る直前まで眺めることはやめて、ゆっくりと過ごす時間をとりましょう。肌触りのよい寝具やパジャマを使うのもおすすめです。また、夜間もエアコンを上手に使って室温が高くならないようにしましょう。
●食事
食欲がなかったり、料理をする意欲が下がったりして、つい簡単なものですましてしまうことがあるかもしれません。しかし、食はからだづくりの基本です。バランスの良い食事を心がける。特に、睡眠リズムを整えるメラトニンの分泌を促すには、脳内の神経伝達物質であるセロトニンが欠かせません。セロトニンの合成には、必須アミノ酸であるトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物が必要です。特に、トリプトファンを含む枝豆や豆腐といった大豆製品、牛乳やチーズなどの乳製品や、ビタミンB6を含むバナナや、さんま、マグロなどを積極的に取り入れてみましょう。
夏季うつは、夏の時期だけに起こる症状です。食欲低下や不眠といった夏バテに似た症状に、うつのような症状を伴うことが特徴です。医学的には季節性感情障害に分類されます。男性に比べて女性に多いと言われています。完全に予防することは難しいとされますが、体への負担を小さくする工夫をして、上手に付き合っていきましょう。