心身症
- 2021年6月4日
- クリニックブログ
こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。
昨日は、夕方までは何とか雨が降らず過ごせましたね。でも今日は朝から雨が降っていて、霧吹きのような雨。苦手です。しかも横から降る感じの雨。最近は少し疲れがたまりなかなか抜けないので、毎日お酢を摂取するようにしています。ホンチョ美味しいです。特にザクロが個人的にはオススメです。そして、久しぶりの韓国ネタですが、大好きパクソジュンのファンクラブに入り、特に今のところ特典はないのですが、何だかファンクラブって、数多くのファンの一人なんだけど近くなれた気がするのは私だけでしょうか。今はこのご時世なので、韓国に直接見に行ったりは出来ない分、何かの情報をつかみたい私です。そして、一目見れる日までに韓国語をマスターしたいと思います。
さて、本日は心身症について書いてみます。
心身症とは皆さん聞いたことがあるでしょうか?
心身症は神経症やうつ病といった精神疾患のひとつと誤解されやい傾向にあります。
病気は「身体疾患」と「精神疾患」に分けられます。
心身症とはあくまでも身体疾患であり、精神的なストレスが関わった身体の症状の総称をいいます。特別に決まった症状というのは存在していません。精神的なストレスが身体にどのような症状を引き起こすかには個人差があり、人それぞれ幅広い症状が見られます。
心ではなく体の病気とされています。
一般的な症状としましては、
・頭痛
・胃痛
・下痢・便秘
・吐き気
などがあります。例えば、下痢などは、食あたりや食べすぎが原因なら心身症にあたりませんが、何の原因もないのに繰り返し下痢を起こすような場合は心身症の疑いがあります。
次のような症状があれば心身症であるかもしれません。チェックしてみてください。
●症状に波がある。
例えば、休みの日と出勤の日では痛みの強さが明らかに違ったり、特定の人と過ごしたときや、苦手な場面の前後に症状が悪化したりということがある。
●治ったと思っても再発してしまう。
薬などで身体の治療をしていったんよくなったとしても、ストレスの方が解消されないと、しばらくして再発します。
●身体の病気がなかなか治らず薬が増えてしまう。
原因となっているストレスが解消できなければ、薬の力もなかなかうまく働きません。そのため、むやみに薬の量が増えてしまい、薬で症状が改善されないことでさらにストレスが増える悪循環におちいってしまうことがあります。
●明らかなストレスのきっかけがある。
●最近大きな生活上の変化があった。
自分ではとくに思い当たるようなストレスを感じていない場合でも、生活に大きな変化があったりすると無意識の負担が心身にかかりやすいものです。悪い方向への変化はもちろんのこと、その変化がたとえ嬉しいことであっても、心身の負担になっているケースがあります。
●自分のストレスになかなか気づけない。
ストレスは自分で自覚ができればそれを発散させようと試みることはできますが、自分のストレスに気づきにくい人は知らないうちにストレスが積り、それが身体の症状になって現れてくる場合があります。
●周囲の人や雰囲気に合わせすぎる傾向がある。
自分の感情に鈍感で周囲に合わせすぎる傾向がある方は、無意識のストレスがかかりやすくなります。「本当は嫌なのに断れない」「疲れているのに笑って引き受けてしまう」などの傾向が強い方。
●過去にトラウマをかかえている。
自分でも受け止めきれないほどの重大なトラウマ(心的外傷)を過去に負った方は、心身症になることが多いと言われています。過去に大きなトラウマをかけている方は、自分の心を守るために感情やストレスには鈍くなりますが、その分の抑圧や無理が身体の症状となって現れる。
●ストレス発散の手段をもってない
生きていくためにストレスを避けることはできません。ストレスがたまらないよう発散できる手段をもっていない方。ストレス発散と言っても、特別な時間やお金のいる趣味は出来ないことも多いので、もっと身近に日々のガス抜きがこまめにできるような即効性のストレス解消法を持っているかどうかが大切になります。
●相談できる相手がいない
人に話すというのは、モヤモヤしているストレスを形にして外に出せるのでストレス対処には有効です。ストレスを一人で抱え込むと様々な不調につながります。
どうでしょうか?
少しでも当てはまることがあれば、一度、当院のような心療内科の受診をオススメします。
神戸オイレクリニックのような心療内科では、個々人それぞれの心理社会的ストレスに着目することから始めます。その方の生活習慣や普段の行動、性格、考え方などや、進学、就職、結婚、離婚、昇進、転職、死別などの環境の変化や、ライフイベントの疾患への影響を考慮し診察いたします。
本人はストレスの体への影響や、こころと体の関係に気づいていない場合があります。
ずっと一人で不調を抱えていると治療に時間がかかります。ちょっと話しただけで体が軽くなったと言われる患者さまもいらっしゃいます。一人で悩まずいつでもご相談ください。
適切な治療を心がけております。必要な内服しか処方しません。お薬を飲み過ぎていた場合などは体に負担がかかっている可能性もあります。ご相談ください。
心だけでなく体に不調があり、なかなか内科や他の科で診てもらっても改善されない場合は、心療内科を受診してみることも一つの手段だと思ってみてください。
いつでもお気軽に神戸オイレクリニックにご相談ください。
お待ちしております。