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ブログ

生きるということ

こんにちは。神戸オイレクリニックです。本日もブログをご覧いただきありがとうございます。昨日は、休みだったので寝具を冬物に取り替えたり、冬支度をしました。これからは空気がどんどん乾燥してくるので就寝中に加湿器は必須になってきました。乾燥するとウイルスにかかりやすくなります。皆さんもお気をつけくださいね。

今日は、先日お亡くなりになられた瀬戸内寂聴さん。メディアに出られるようになってたまに法話の様子を見ることがありました。あまり深くは知らないけれど何かで目にした、生きるということについて語られていました。

今日は、その生きるということについて書いてみたいと思います。

瀬戸内寂聴さんは、次のようなことを語られていました。

『生きるということは、死ぬまで自分の可能性をあきらめず、与えられた才能や日々の仕事に努力し続けることです。』

『人生はいいことも悪いことも連れ立ってやっていきます。でも、そこで運命に負けず勇気をだして、不運や不幸に立ち向かう』

『一日一日を大切に過ごしてください。そして、今日はいい事がある。いい事がやってくる。今日はやりたい事が最後までできるんだ。この事を思って生活してみてください。』

『健康の秘訣は、言いたいことがあったら口に出して言うことです。そうすると心のわだかまりがなくなります』

まだまだたくさんの名言を残されていますが、私が特に良いなと思った言葉を並べてみました。

私は、自分自身は死ぬまでにまだまだ挑戦したいことはたくさんあって、自分の人生、悔いの残らないように自分のためにも人のためにも何か役に立てる仕事をしていきたいなと思っています。自分のペースで人に惑わされず、努力していきたいなといつも思います。人それぞれどんな人でもその人自身の可能性って必ずあると思って毎日仕事しています。

心療内科、精神科に通っているだけで偏見を持ってしまう風潮がある日本では、その人自身がたくさんの可能性があったり、才能があったりするのに周りとちょっと違うだけで、変人扱い、ひどい時には病人扱いされ、排除されてしまう。どんどん本人の自信を無くしていきます。そこで生きずらさを感じている方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

人は自信がなくなると言いたいことを口に出せない。そこでどんどん心の中には負の感情だけが蓄積されていく。そうすると色々な身体や心の不調が出てきてしまいます。

そこで、必死の思いで心療内科や精神科を受診したのに、ろくに顔も見ず診察し、たいして話も聞かずに最初から沢山の薬を処方される。でも、患者さんは自分が一番しんどい時に受診したので信じて飲み続け、薬がないとダメな身体になっていく。という話を聞きます。もちろん、傷病によっては正しく薬を継続して服用しないといけない患者さんもいますが、必要もないような薬を大量に処方され続け、身体も心もボロボロになって来院される患者さまは実際にいらっしゃいます。

そんな患者さんは自分が生きている感覚がない死にたいとも言われたりします。すごく悲しい気持ちになります。

当院は、ここに来れば話を聞いてもらえて、身体も心も軽くなった。生きてて良かったな。と思える人生を患者さま一人一人には送って欲しいといつも思います。

生きるということは、もちろん楽しいことばかりではないです。悲しいこと、傷つくこと、泣いてしまうこと色んな事がずっと繰り返されているようなものです。そこで、自分自身が辛くなり、一人で誰にも相談できない、ツライ。生きていてもしんどい。と思った時に、神戸オイレクリニックを思い出してもらえるようなクリニックをめざしています。

生きるということを決してあきらめないで欲しいと願います。