疲れがとれる入浴法
- 2021年7月31日
- クリニックブログ
こんにちは。本日も神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。7月ももう終わりです。明日から8月ですが、また緊急事態宣言が発令するようなのでまた自粛生活です。こんなに何回も緊急事態宣言出てると、混乱もしますし、慣れしまうということにもなりそうです。ですが、医療現場は若年層の入院も増えている上に、1歳以下の子ども感染しているようです。そして、救急医療にも影響が出ていてコロナ患者ではない、救急を要する患者さんの受けいれの病院が減っていて、医師、看護師、現場で働く方々は休みなく働いているという話を聞くとこれ以上感染を広げない努力を一人一人がしていく必要があると思います。感染が少しでもおさまって欲しいです。
さて、今日は疲れが取れる入浴法をテーマに書いてみます。皆さんはお風呂は好きですか?私はお風呂が大好きなので夜も朝も湯舟に浸かるほどです。どんなに疲れていても湯舟には必ず浸かるようにしています。
湯舟にさえ浸かっていれば、全身の疲れが取れやすいと思っていましたが、実は、お湯の温度や量で入浴の効能は変わるそうです。
入浴には、リラックス効果があり、ストレスなどで疲れた体を休めてくれる効果があります。さらに、温浴効果によって手や足先などの末梢神経が拡張し、血行が促されたり、筋肉や関節が柔軟になったりすることで、体の疲れをとる効果があります。また、湯に浸かった時の水圧も血流やリンパの流れに一役買っています。体内の疲労物質や血液、老廃物が流れやすくなることで、疲労回復効果が得られるのです。
●疲れをとるにはぬるま湯で半身浴がおすすめ
半身浴の場合、下半身にだけ水圧がかかり、足に滞っていた血流を効率よく心臓に戻すことができます。全身浴は短時間で体を活性しますが、その分体への負担も大きいもがネックになります。体への負担が少ない半身浴の方が効率もよく、しっかりと全身に血流を巡らせることができるのです。お湯の温度も疲れをとる重要なポイントです。42度以上のあついお湯は、交感神経が活発になってしまうため、その後の睡眠に悪い影響が及んでしまうこともあります。38~40度のぬるい湯は、副交感神経を刺激することでリラックス作用をもたらしてくれるので、疲れをとるにはぬるめのお湯の方がおすすめです。
●より疲労回復効果を高める入浴法
・眼精疲労をとるには
湯に浸かり、水か湯につけて絞ったタオルを目に10分ほど当てる。
目を温めると血行がよくなり、緊張していた目のまわりの筋肉が和らぎます。目を冷やすと、血管が収縮するので充血を和らげたいときには冷やしタオルで。時間が経つと血流が高まり、疲れも和らぎます。
・全身の疲れをとるには
①湯に浸かり、手を握ったり開いたり、足をバタバタさせる
②手首からひじ、足首からひざに向けて手でマッサージする
水の中で手足を動かすことで、血流の巡りがよくなり、疲労物質の排出が促されます。
・肩や腰の疲れをとるには
①入浴中に肩を上下に動かしたり、回したりする
②強めのシャワーを肩や腰に当て続ける
こり固まっていた筋肉を適度に動かすことで血行が促されて、緊張がほぐれます。
・よりリラックス効果を得るには
精油(アロマエッセンシャルオイル)を5滴ほどいれる
精油の香りは脳を通じて、自律神経の正常化やホルモンバランスの調整、免疫力アップなど、心身を整える様々な効果をもたらします。好きな香りを選んで、リラックス効果の高い入浴タイムを演出してみてはいかがでしょうか?
※精油は皮膚に刺激を与える成分が入っていることがあります。湯に入れる精油は5滴程度にとどめましょう。
入浴は毎日のことですが、湯の量や時間、温度を調整することで、より効果的に疲れをとる時間にすることができます。
是非、明日への活力を養うリラックスタイムにしてみてください。