睡眠障害
- 2021年5月29日
- クリニックブログ
こんにちは。神戸オイレクリニックのブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は、快晴の神戸です。久しぶりの太陽に気持ちも明るくなります。紫外線対策は必須ですが、太陽の光を浴びることは心の健康にもつながります。外出が難しい方は部屋のカーテンを開けて、窓を少し開けながら外を眺めてみてはどうでしょうか。
私の最近の癒しは、自宅ではペットが飼えないため、YouTubeで猫や犬を飼ってる方の動画を見ることです。動物でも人間のような反応や表情をするのを見ていたら何だか癒されます。そこで面白いペットを飼っている海外のご夫婦の動画を発見しました。それは、ジャガーのような出で立ちのピューマを飼っておられました。ピューマはネコ科ですが、顔はとてもかわいいのですが、体の大きさが馴染みの猫とは違いますし、すごいなーと思って見てみました。でも、やはり野生とは違い、人間に愛情もって飼われているからか一般的な猫と同じ仕草や甘え方をするのがかわいらしかったです。でも、もしお友達の家なんかで飼ってていきなり出てきたらびっくりするだろうなと思いました。
さて、本日は睡眠障害について書いていきたいと思います。
皆さん、睡眠をしっかりとって、十分な休養がとれていますか?
日本においても睡眠不足の問題は深刻になってきております。厚生労働省の調査によると四割以上の日本人の睡眠時間が六時間未満であることがわかっています。
睡眠障害とは、なかなか眠れなくなったり、夜中に何度も目が覚めてしまったり、日中に急に眠たくなったりすることを言います。原因としましては、ストレスや不規則な生活などがあげられます。
睡眠は、睡眠中枢のはたらきによる疲労回復のための睡眠と、体内時計による睡眠の二つに分けられます。こうした睡眠のメカニズムが、ストレスや緊張により狂ってしまい、睡眠障害がおこると考えられています。
睡眠障害と聞くと、眠れないという症状だけが浮かぶと思いますが、実はそれだけではありません。
睡眠障害は四つに分けられます。
・不眠障害・・・とにかく眠れない。からだは疲れてるのに眠れない。
・過眠障害・・・寝すぎて困る。寝ても寝ても眠い。
・概日リズム睡眠ー覚醒障害・・・昼夜逆転したり、睡眠のリズムが崩れる。
・睡眠時随伴症群・・・睡眠中にいきなり起きだしたり、絶叫したり、はげしく体を動かしたりとひどいパニックをおこします。
いずれも何かのストレスや、何かの原因が考えられるため、放っておくと様々な心の不調につながります。
気分が不安定になったり、注意力、集中力、記憶力が低下してしまいます。
現代のストレス社会では、多くの方が睡眠に関する悩みを抱えておられます。だいたいの方は仕事も休めなかったりで長い間放っておいて、受診された時には、心の不調が出はじめていたり、ひどい方だと幻聴や幻覚が見えてしまうという症状を訴える方もおられます。
私も少々眠れなくても明日には眠れるだろうと放っておいてしまいます。すると気がつくときちんと睡眠をとれていないため、肌はなんだか荒れたり、目の下にはクマのようなものができたりして、よく考えてみると何らかのストレスに気づいたりします。
ですが、ストレスに自分で気づけば何か対処は自分でできるかもしれませんが、ほとんどの方はストレスに気づかないままの方が多いです。
何だか体がしんどいな。気分も沈むな。調子悪いなと感じたら、まずは自分自身がきちんとした睡眠がとれているか考えてみてください。
眠れないだけが、睡眠障害ではありません。眠くて日中も仕事中に強烈な睡魔に襲われたりすることも睡眠障害になります。
放っておかず、早めに当院のような心療内科などでもいいですし、医療機関の受診をオススメいたします。
当院は睡眠障害になっている原因をしっかりと患者さまからお聞きすることにより、患者さまにあった治療を心がけております。薬物治療も患者さまひとりひとり用法は異なります。ただ睡眠薬をだして終わりではなく、患者さまの睡眠の障害になっているストレスや不調、患者さまの生活形態などのお話を聞かせていただき、治療をすすめさせていただきます。
誰かに話すことで心がスッキリし眠れるという場合もあります。
いつでも当院にご相談ください。お待ちしております。