繊細さん
- 2021年11月5日
- クリニックブログ
こんにちは。神戸オイレクリニックです。本日もブログご覧いただきありがとうございます。紅葉がきれいな時期になりました。水曜日が祝日だったので久しぶりの連休でした。久しぶりに運転したり、久しぶりに大好きな串カツ屋さんに行ったり、満喫して、心もリフレッシュできました。今が一番心地よい気候で過ごしやすですね。
本日は、繊細さんについて書いていきたいと思います。最近、テレビや書籍などでも繊細さんという言葉を耳にすることがあり、繊細さんとは何だろうと思い、調べてみました。
●繊細さんとは
繊細さんとは、ひといちばい感じる力が強い人のことです。
音や光、相手の感情など、まわりの人が気づかない小さなこともよく気づくため、疲れやすかったり、ストレスを感じやすかったりします。
イヤホンで音楽を聴くとき、最適な音量は人によって違います。それと同じで、人に会うにせよ、アルバイトにせよ、どのぐらいんぽ刺激が自分にとって最適なのかは人によって異なります。
それと同じで、人に会うにせよ、どのくらいの刺激が自分にとって最適なのかは人によって異なるのです。
他の人が快適と感じる刺激でも、繊細さんにとっては強すぎることがあります。
『繊細さん』は、アメリカの心理学者であるエイレン・アローン博士の調査により、5人に1人の割合で、「生まれつき繊細な人」がいることがわかってきました。まわりの人が気づかない小さなことに気づく人たちは、これまで「神経質」「気にしすぎ」などと誤解されていましたが、繊細さは性格の問題ではなく、生まれつきの気質の可能性があるのです。
もし、以下のようなことを感じるのであれば、あなたも繊細さんかもしれません。
・学校や職場などで周りに機嫌の悪い人がいると緊張する。
・人と長時間いると疲れる
・小さなミスに気づいたり、起こりそうなトラブルを先読みして動くので、仕事に時間がかかる。
・光や音に敏感
繊細さんは、鈍感になろう、図太くなろうとするよりも繊細な自分を大切にした方が元気に生きられます。そのままの自分でラクに生きられるコツを知ることが大切になります。
●コツ① 自分の感情を受け止める
繊細さんはツライ出来事があると、「ツライ」「イヤだ」と思う前に「周りはできるのになぜ自分はできないのだろう」「何がいけなかったのだろう」と自分に責任があるのでは・・・と考える傾向にあります。たとえば理不尽なことで怒られたり、キツイことを言われたときも「なんであんなことを言ったんだろう、何か事情があるのかな」と相手を思いやったり、「傷つく自分が悪いんだ。キツイことを言われても平気なようにもっと強くならないと」と自分に矛先を向けがちです。「自分が悪い」という想いが強いと、ちょっとしたことでも何日も落ち込んでしまいます。
自分を責めるのは、それと同じことを自分で自分にしているようなもの。かえって落ち込みが長引いてしまいます。まずは、そのときのショックだった気持ちを受け止めましょう。
●コツ② 人の付き合い方は「境界線」を引いてみる
繊細さんは共感力が高いです。相手がどう言ってほしいかを敏感にキャッチして話を合わせたり、相手のことを考えて本音を言えなかったりと、自分より相手を優先してしまう。周りに合わせてばかりだと、人と付き合うことに疲れてしまいます。「相手が話したそうだったから、話を聞き続け、自分がぐったりしてしまった」というのもよくあるケースです。聞きたくない話は聞かずに逃げるのが一番いいのですが、逃げられないときは、相手をテレビの画面の向こう側にいる人だと思ってみてみる方法もあります。
●コツ③ アイテムの力で刺激を予防する
繊細さんは光や音に敏感で、外からの刺激を受けやすいです。電車に乗ったりするだけでぐったりすることがあるかもしれません。そんなときは、以下のアイテムを使って刺激を物理的に防いでみるの方法もあります。
・「視覚」メガネ
メガネは繊細さんにとって便利なアイテムです。周りが見えすぎないよう、度の低いメガネ。伊達メガネなんかもオススメです。寝るときは外からの刺激を受けないようアイマスクをして寝るのもオススメです。
・「聴覚」耳栓やイヤホン
大きな音やノイズが苦手な場合は、イヤホンで好きな音楽を聴いたり、耳栓で人の声や人混みでのザワザワする音をシャットダウンしましょう。
・「触覚」肌触りの良い服やストールなど
「この格好でいるとラク」と思える服装や「肌触りが良くて落ち着く」ような素材の服、「首回りにストールがあると安心」と自分が思うアイテムを知り、身につけるようにしてみてはいかがでしょうか。
・「嗅覚」好きな香りのアイテム
匂いに敏感な方は、好きな香りのハンドクリームやアロマを持ち歩いて、心地良い香りを嗅ぐと心が落ち着きます。
繊細さんは優しく、細やかな気遣いができる人が多いです。コツをうまく取り入れてストレスなく自分らしいままで生きていきたいですね。