過眠症
- 2021年9月24日
- クリニックブログ
こんにちは。神戸オイレクリニックです。本日もブログをご覧いただきありがとうございます。昨日はお休みで、祝日だということをすっかり忘れていて、少し外出したらすごい人の数で気づきました。昨日は、久しぶりに化粧品を購入しに行きました。ずっと皮膚の治療をしていたため何か月か化粧ができなかったのですが、できるようになりそうなのでその前にYouTubeで紹介されていた化粧品などを見たり、最近よく聞くシェーディング補正するメイクをしてみたく探しに行きました。化粧品売り場の方はみんなキラキラして見えますね。素敵な女性を見ているだけで自分のモチベーションアップにもつながりますね。そして、各ブランドでコロナ対策をして、安心してお買い物できるように工夫されているのを見るのも勉強になります。きっとマスク生活になり女性のほとんどがメイク用品を購入しなくなった思います。化粧品を売る側の方たちもコロナに共存して今までの視点と変え、商品にしても接客にしても企業努力を見ているとこちらも何だか励まされます。
さて、本日は、過眠症について書いていきます。不眠症というのはよく耳のすると思いますが、実は反対の過眠症という睡眠障害もあります。
●過眠症とは
過眠症とは、夜眠っているのにもかかわらず、日中に強い眠気が生じて起きているのが困難になる状態です。
●過眠症の主なタイプ
◎ナルコレプシー
世界的には1000人から2000人に1人に見られる病気で、10歳代で発症することが多い疾患です。
症状としては、日中の耐え難い眠気と居眠りが繰り返し生じる。居眠りは長くても30分以内と短く、目が覚めたあとは一時的にすっきりする。笑ったり怒ったりすると、突然体の力が入らなくなり、ひどいときにはへたり込んでしまう。寝入りばなに金縛りにあったり、現実と区別がつかないような夢を体験する。
◎特発性過眠症
発症は10~20歳代で、有病率はナルコレプシーよりやや少ないと推測されています。
症状としては、昼間の眠気と居眠りを主症状とする。居眠りは、1時間以上続き、目覚め後はすっきりと覚醒できずに眠気が持続し、リフレッシュ感が乏しい場合が多い場合が多い。夜間睡眠が10時間以上と著しく長い場合もある。
◎反復性過眠症
非常にまれな疾患です。初発は、ほとんど10歳代で、女性よりも男性で頻度が高いとされています。
症状としては強い眠気を呈する時期(傾眠期)が3日から3週間持続し、自然に回復してまったく症状がなくなるが、その後、不定の間隔で傾眠期が繰り返し出現する。
●過眠症の原因
以下の2つが想定されています。
・脳の覚醒維持機能の異常
・何らかの原因で夜間の睡眠障害があるため
夜しっかり睡眠をとっているつもりなのに、日中に耐え難い眠気がある過眠症は、まだまだ認知度が低く、周囲から意欲がみられない、気が緩んでいる、緊張感が足りないなどと誤解されがちです。本人も病気のことを知らないために、さまざまな悩みや問題を抱えてしまう可能性や大きな事故につながる危険性があります。正しい理解が深まっていくことが必要とされています。